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やすみたい


2006.12.28 (Thu) [長年日記]

§ [テクノロジ][モノ][業界動向] 世界を変えた10のモノ

 Wired Blog*1の『The 10 Gadgets That Changed the World』という記事より、現在の生活様式をがらりと変えたモノたち。コメントはyasumitaiが適当に付けているので、正しい情報は元記事でご確認を。元記事では、これらの逸品が現在どのようモノに発展したかも触れられていますが、ここでは割愛。

1. RCA Model 630TS TV (1946)

 RCA社より発売された、10インチの白黒テレビ。当時の価格で$350(現在だと$3,600相当)。今見ても趣のあるたたずまいではありますが、その重量は100 pounds(約45kg)もあったそうな。

2. Western Electric 500 Desk Telephone (1949)

 Western Electric社製のダイアル式電話。安くてスタイリッシュ(当時)ということで、電話が一家に一台と普及する立役者となったそうな。今となっては古くさいけど、どこかホッとするデザインです。

 3. Kodak Brownie 127 camera (1953)

 1953年Kodak社から発売された、コンパクトカメラの先駆けとなる一品。初年度で15万台出荷し、1950年代以降、カメラは日常の様々なシーンを記録に残す道具となりました。

 4. Bell & Howell Director Series model 414 Zoomatic 8-mm Movie Camera (c. 1962)

 撮影と言えば35mmフィルムの時代、8mmフィルム仕様のカメラがBell & Howell社から登場。映像作製を大衆にも広げた。

5. Amana Radarange microwave (1967)

 今や家庭の必需品、電子レンジですが最初の製品は6フィート(約2m)という筐体に100ポンド近い重量で$3,000というお値段が付いていたそうな。Amana社はそんな電子レンジをテーブルにおける大きさにし$495で販売開始。

 6. JVC HR-3300 videocassette recorder (1976)

 JVC(ビクター)のVHSカセットレコーダ。性能で勝るソニーベータマックスとの死闘の末、現在まで続くVHSの隆盛を作り上げたマイルストーンとなる一品です。

 7. Atari 2600 video computer system (1977)

 家庭用ゲーム機の祖。1980年『Space Invaders』の登場によりビデオゲームが市民権を得る。あとの発展はご存じの通りですが、当のAtari社は1992年に業界から姿を消してしまっています。

8. Sony Walkman TPS-L2 portable cassette player (1979)

 誰かさんの一声というかわがままから産れた、SONYを世界のSONYたらしめた一品(いいすぎ?)。これが生まれていなかったら現在の音楽シーンはどうなっていたんだろう。

9. IBM 5150 personal computer (1981)

現在のPCプラットフォームはここから始まった。Intel8080 4.77MHzプロセッサに256KBのメモリにディスケットドライブ付きで$3,000でした。

10. Motorola StarTac cell phone (1996)

 この機種の登場で、携帯電話が「携帯」電話として認められるようになった。100gを切る軽さに、シンプルで美しい外観。電卓のようなディスプレイではありますが、今持っててもこれはこれでありのような気が。

 ということで、「歴史を変えた」というコピーに恥じない製品達であります。でも、個人的にはあまりピンとこないんだよなぁ。職業柄、製品よりテクノロジの方に興味が向いてるからでしょうか。